自動巻が40万円で、
手巻が45万円です。
長文ですが、読んでもらえれば嬉しいです。
新しいグランドセイコーを買ったよ! 第1回目。
「和光でグランドセイコーを買う」
セイコーファンなら一度はやってみたい事でしょう。
私は、それを実現しました!
和光でグランドセイコーを買ったのです!
和光は建物も豪華です。
ここはおとぎ話に出てくるお城かな?
内装も外装も、そういう感じです。
接客もハイレベルです。
たぶん、和光レベルの接客の店って、
日本中探してもないと思います。
売っている商品も富裕層向けの商品がほとんどですね。
何十万円~何百万円の品が、普通に展示されています。
コンビニでチョコレートでも売ってるかのように、
置いてあるのが当たり前なんですって感じです。
そのくらい、さりげなく超高級品が置いてあるんです。
革小物とか文具も売っていますが、
そういうのはあまり高価ではないので、
普通の一般庶民でも買えると思います。
日本一豪華な小売店。
日本一接客態度が良い小売店。
日本一高級な小売店。
和光には、そういう定評があります。
それは事実でしょうね。
実際に行って買物すると、よく分かる事です。
和光。すごいお店ですよ。
東京やその近郊に住んでるなら、一度は行くべきです。
歴史的建造物なので、建築を観るだけでも価値があります。
高級ホテルや高級レストランに行って、
ハイレベルな接客サービスを受けた事はありますが、
和光のサービスはそういう接客以上です。
2018年1月頃に、2回だけ行きましたね。
ケースから時計を出してもらって品定めをしました。
そんな事をする客は、半年間に何百人といるでしょう。
2018年9月下旬になって、
グランドセイコーを買うか否か決断をするため、
再び和光に行きました。
この時の来店で3回目です。
それしか行っていないのに、和光の店員さんは、
私の事を覚えていたんです!
「1月にグランドセイコーをご覧になった方ですね」
こう言うんですよ!
信じられますか?
和光って銀座のランドマークです。
観光客にも人気のスポットですから、
たぶん、1日に何百人も客が来るでしょう。
そんなお店なのに、私の事を覚えているなんて!
どういう記憶力なんでしょうか?
たぶん、グランドセイコーについて熱く語ったので、
印象に残っていたのかもしれません。
グランドセイコーとコンセプトが似ている時計は、
和光で売っておりません。
僕は店員さんに言いました。
「ウブロとフランクミュラーですか。
グランドセイコーと正反対のコンセプトですね。
ゼニスとルクルトとブレゲも独特だから、
グランドセイコーのライバルにはなりません。
グランドセイコーのライバルになるメーカーは、
和光で扱っていませんね。
オメガ、ロレックス、シチズンなどの時計、
グランドセイコーとコンセプトが似ている時計は、
店内に一切ないですね!
でも、ゼニスの時計を売っているのは、
ゼニスに喧嘩を売っていませんか?
この店から100mくらいしか離れていない所に、
ゼニスの直営店があるじゃないですか!
それなのに、ゼニスが和光に販売許可を出すなんて、
どういう事なんですかね?」
店員さんは驚いた様子で言いました。
「お客様の観察力は鋭い!
まさにお客様のおっしゃる通りです。
グランドセイコーのライバルは扱いません。
ゼニスの時計は、直営店が開店する前から、
和光で取り扱っているんですよ。
うちが喧嘩を売っているわけではなくて、
うちに挑戦しているのは直営店の方なんです」
ああ、時計業界も複雑な事情があるんだな、
そう思いました。
たしかに、一度でも販売許可を出したら、
直営店を近所に開店するから取消なんて出来ません。
でも、和光とゼニス直営店は、
売っている商品が少しだけ違うんですよね。
喧嘩にならないように、
互いに配慮しているのかもしれません。
何の業界でも「大人の事情」はあるようです。
新規購入した腕時計。SBGW231。
この時計の前モデルは、
誰でも知っている有名人が愛用しています。
ヒント・12歳以上の日本人で、
その人を知らないなら、常識知らずにも程がある。
答えは30分後に公開します。
もっと有名です
国際的に有名です
ニュースを見てる人なら外国人でも知っています
馬鹿にも程があるってくらい有名です
ファンも多いけど大嫌いな人も多いです
えー、答えを発表します!
正解は……!
「内閣総理大臣・安倍晋三」です。
外出して活動する時は、
セイコー・アストロンを使っています。
GPSから発する電波で時刻修正する時計で、
野外なら世界中どこにいても時刻修正可能。
セイコーのハイテク時計ですね。
でも、アストロンは、とてもごつい時計。
国会審議や要人と会う時は、
伝統的かつフォーマルなデザインの時計。
これとほぼ同型の、
手巻式グランドセイコーを使っております。
ジャガールクルトのアトモス。
温度差を動力にして動く時計です。
1928年に設計された製品で、
今でもその頃と変わらない機械を使用しています。
国内でこの時計を売っている店って、
ルクルトの直営店以外だと、
和光だけかもしれません。
ちなみに、スイス政府の公式贈答品です。
平均的な成人男性の身長より大きな時計。
これだけ大きい時計は、
かなり広い洋館じゃないと、
置く場所がないでしょうね。
でも、そういう洋館に住んでいる大富豪も、
和光にはたくさん来ますからね。
この3台。
安い時計は約160万円。
高い時計は約600万円。
高い時計には、からくり人形を内蔵しています。
ジブリアニメ「耳をすませば」に、
そういう時計が出てくるでしょう。
今まで腕時計を置いていたトレイは、
1本しか腕時計を置けなかった。
だから、腕時計を2本置けるトレイを購入。
キプリス・トラベルトレイ(15,000円)です。
高級時計を置くのに相応しい高級感がありますね。
トレイなんか100円でも売っているけど、
チープなトレイに高級時計を置く気になりますか?
読者で既婚者の方は想像してください。
婚約指輪が安物のダンボール箱に入っていたら、
ロマンチックなプロポーズになりませんよね?
トレイは脇役だけど重要なんです!
内装が茶色のトレイを選びました。
同じシリーズの色違いに、赤い内装のトレイもあります。
ですが、そっちは時計よりトレイが目立つので、
買おうと思えませんでした。
ネイビーとブラウンの組み合わせは、
イタリアで「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれております。
ファッションや工業デザインでは、鉄板の組み合わせです。
渋い時計だから、渋い色のトレイが似合いますね。
●相当高価なトレイじゃないか?●
そんな事はないですよ。
この手のレザートレイでは安い部類。
他社のレザートレイは数万円以上の製品も多いです。
エルメスもこういうトレイを制作・販売しておりますが、
トレイ1枚だけで5万円~10万円もします。
腕時計を保管する為のケースもありますが、
何十万円もする製品だって珍しくないです。
ケースのほうが腕時計より高い事もあります。
珍しい高価な木材や皮革を使ったケースだと、
100万円くらいするケースもありますよ。
金庫の付属品のトレイに収めてみました。
うちの金庫のトレイに、ぴったり2枚収まる!
うちの金庫って、小分けされた収納スペースが、
まったくありません。
そんな金庫の中を整理整頓するのに便利。
金庫に何を入れているか?
それは防犯上の理由で教えられません。
今日は、時計が入っている箱を紹介。
2017年を境にデザインが変わりました。
2017年に、セイコーの現社長・服部真二さんが、
グランドセイコーを独立したブランドにしました。
セイコーとは別ブランドの高級ブランドにしたわけですね。
これは、トヨタでいえば、
トヨタとレクサスの関係と同じです。
ちなみに、服部真二さんは、
セイコーの創業者である服部金太郎さんの親族。
日本と欧州の企業は、同族経営が多いですね。
中小企業はほぼ全て同族経営ですね。
大企業でも同族経営の会社は少なくないです。
グランドセイコーは、今まで国内市場が主戦場でした。
しかし、これからは積極的に海外展開していく方針。
実際、今は購入者の半数が外国人です。
スイスの時計展示会でも好評を得ています。
欧州の高級ブランドの評論家は、
このように分析しています。
「ラグジュアリーブランドの戦場で、
欧州ブランドと戦える日本ブランドは、
グランドセイコーとレクサスだけ」
現状では、日本の高級品は海外で目立っていません。
漆器や陶磁器など伝統工芸品は例外ですけど。
日本の工業製品で海外で好評の高級品は、
ニコンとキヤノンの高級カメラ&高級レンズだけです。
現状、グランドセイコーは、一般的知名度が低いです。
しかし、海外の時計のプロや時計愛好家からは、
好評を博しています。
時計メーカーの人は「コスパが良すぎる」と評し、
時計愛好家は「品質が素晴らしい」と評しています。
だから、これからグランドセイコーの人気が上がる可能性は、
高いのではないかと考えられます。
そうなると、品薄になるから値段が高くなります。
買うなら今がチャンスかもしれません。
日本製品が海外で活躍するのは、
日本人としては誇らしい事です!
これからのグランドセイコーに期待!
向かって右の箱は、最初に買った自動巻GSの箱。
向かって左の箱は、新しく買った手巻GSの箱。
2017年のブランド改革の影響で、
箱のデザインが変わっています。
新しいGSの箱は縦長になっています。
形は変わったけれども、
2つの箱の容積はほとんど同じです。
年収は?
370万円だけど
ビルオーナーだから家賃収入がある
家賃・水道光熱費・修繕費は一切払っていない
自宅は社宅扱いだから、エアコン等の家電は会社の経費で買ってる
実際のところ、年収500万円くらいの人と同じ位の経済力があると考えられます
2017年以前のGSのケースは、
ライオンの紋章とロゴが金色です。
あと、SEIKOの5文字があります。
2017年以前は、グランドセイコーも、
セイコーブランドの一部だったからです。
2017年以後のGSのケースは、
SEIKOの5文字がなくなりました。
グランドセイコーを独立したブランドにする為、
時計本体、箱、付属書類に、
SEIKOの5文字を表記しなくなりました。
また、ライオンの紋章が、大きくなりました。
色も金色から銀色に変わっております。
ケースは厚紙みたいな材質で作られていますが。
ケースの下側の外枠は、金属で覆われています。
この部分の色も変わりました。
2017年以前のGSのケースでは、青色です。
2017年以後のGSのケースでは、銀色です。
手巻グランドセイコーと自動巻グランドセイコー。
両者の細部を比較してみましょう。
●素晴らしい職人技術●
細部まで丁寧に作られているのが、
グランドセイコーの特徴。
50万円以下の機械式腕時計で、
これだけの品質の製品って、他にないかもしれません。
時計好きなら誰でも知っているような、
海外のメジャーメーカーの時計は、
何十本も手に取って観察しました。
その経験から言える事です。
●ワニ革ってどういう革?●
若年層でワニ革の製品を持っている人は、
あまりいないかもしれません。
だから、ワニ革について知っている人は少ないかと。
高価ですし、どちらかといえば年寄り好みですから。
私は、かなりの革製品好きで、
何十万円分も革製品を持っています。
それでもワニ革の小物は2つしか持っていません。
安物でも5万円以上する小物がほとんどだからです。
ワニ革の長所と短所。
●長所●
・引張強度が牛革の10倍もある
・軽い(芯材が重い場合もある)
・柔らかい(芯材が硬い場合もある)
×短所×
・水棲動物の革なのに水に弱い
(最近は完全防水のワニ革も開発されました。
詳細を知りたい人は、
『バンビ 防水クロコ』で検索してください!
コーティングではなく、深部まで防水加工されているので、
表面が削れても防水性能は落ちません!)
・すり傷がつきやすい
・価格が高い
ぱっと見で分かる違いは、
文字盤上のロゴです。
向かって左の自動巻GSは、
2017年以前のモデル。
向かって右の手巻GSは、
2017年以後のモデル。
手巻GSはブランド改革後に製造されたので、
12時位置のSEIKOの5文字がないのです。
手巻GSのほうが、
時計本体に手間とコストがかかっています。
自動巻GSは、約43万円です。
しかし、金属ブレスが8万円なので、
本体の製造コストは約35万円くらいかと。
手巻GSは、48万円です。
ワニ革ベルトの価格が3万円くらいですから、
本体の製造コストは45万円くらいかと。
同じグランドセイコーですが、
本体の製造コストに約10万円の差があります。
当然、コストと手間をかけて作っている時計、
手巻GSのほうが丁寧な細工です。
背景の白い机と比べてください。
この時計の文字盤は、アイボリーなのです。
白文字盤のアンティークウォッチは、
日焼けして文字盤色がアイボリーになります。
この時計はアンティーク風デザイン。
だから、こういう色の文字盤なのです。
この時計の時分針は、
峰(みね)カットという加工が施されています。
針の両側が斜面になっており、
針の断面が三角形なのです。
こういう点にコストをかけていますね。
50万円以下の時計で峰カットの針は珍しいです。
シルバーと名乗っていてもグレーにしか見えない。
そういう自動車は多いですね。
この車は、ステージアという車です。
ボディカラー・シルバーという設定です。
でも、どう見てもグレーですよね、この車。
明るい晴天の屋外でも銀白色に輝いていません。
文字と数字が黒ですが、
それ以外はオールシルバーです。
でも、視認性は悪くありません。
時計の針と文字盤は、
同じシルバーでも質感が異なるからです。
文字盤はマット仕上げで、
針は鏡面仕上げなので、
文字盤と針の区別がつくわけです。
とてもシンプルな時計です。
でも、細工が素晴らしいので、
シンプルなだけの時計ではありません。
シンプルな時計といえば、ノモスがありますね。
ノモスも細工が素晴らしい時計です。
シンプルな時計って、素人目には安物に見えます。
ダニエルウェリントンやノットと混同されます。
でも、時計好きや機械好きが見たら、
細工の素晴らしさで高級品だと分かるのですよ。
私は、そういう謙虚な時計が好きです。
自動巻GSのムーブメントです。
金色の文字で「GS」と書いてある部品。
扇形のおもりがありますよね。
これが回転する事で、ぜんまいが巻かれます。
そういう時計が自動巻です。
歩くと腕を振りますよね。
腕を振るとおもりが回転するので、
自動的にぜんまいが巻かれるのです。
この向きだと、振動するテンワが見えます。
テンワとは金色の輪です。
手巻の時計には、
おもりがありません。
テンワを隠す邪魔な部品がないから、
ムーブメントがよく見えます。
ロジウムメッキされた受け板。振動するテンワ。
どっちも美しいですねえ。
これが手巻式時計の良さです。
グランドセイコーの手巻ムーブメント。
「9S64」です。
自動巻ムーブメントの「9S65」から、
おもりを取っただけの手抜き製品だ!
そういう悪口を言う人もいます。
そんな風に考えていた時期が、私にもありました。
実際に使用してみると、これは9S65とは別物。
ぜんまいを巻く感触が全然違うのです。
手巻腕時計のぜんまいって、巻く時の感触が、
とても硬いかとても緩いか、極端にわかれます。
パテックやランゲやノモスは、
金属同士をこする様な固い感触です。
価格は10倍以上違う時計でも、
ぜんまいを巻く感触が特別なわけではありません。
ルクルトはぜんまいを巻く感触が軽すぎです。
巻いている時にほとんど抵抗を感じません。
この時計は、他のどの腕時計とも、
ぜんまいを巻く感触が似ておりません。
懐中時計のぜんまいを巻く感触が、
この時計と似ていますね。
巻く時にクリック感を感じるのです。
推測ですが。
この時計は手巻腕時計としては、
他社製品より近年に設計された機種です。
だから、ぜんまいを巻く感触を工夫したのかと。
ドレスウォッチは似た様なデザインが多いです。
どこのメーカーでも形はほぼ同じです。
だから、何か特徴を持たせないと、
他社との差別化ができないと考えたのかと。
その特徴のひとつが、
独特なぜんまいを巻く感触なのでしょう。
赤枠で囲ったところに注目。
複雑な曲面を組み合わせた時計です。
日本の高級時計には、
こういうデザインが多いのですが。
意外と欧米の時計には、
こういう複雑な形状の時計がほとんどありません。
この手の金属ブレスの時計で最高級の時計は、
「オーヴァーシーズ」でしょう。
定価は200万円以上の時計ばかりのシリーズ。
ヴァシュロンの人気シリーズです。
そんな高価な時計でも、
もっと単純な形をしています。
グランドセイコー以上に複雑な曲面を持つ時計。
それは、パテックの時計しか見た事がありません。
パテックはGS以上に曲面の細工が巧い。
逆に考えると、
スイス最高峰の時計メーカーだけが、
日本以上の金属加工技術を持っている。
そう考えられます。
日本の金属加工技術は、
世界一との定評がありますからね。
青枠で囲ったところに注目。
この時計は風防がドーム型(デュアルカーブ)です。
自動巻GSの本機種は、
典型的なグランドセイコーの形です。
外側にふくらんだ重厚で迫力あるデザインです。
このモデルは、機械式GSが復活した時、
最初に作られたモデルの後継機。
だから、このモデルが現代のGSの基本形です。
他のGSも似たようなデザイン。
赤枠で囲ったところに注目。
このモデルは、他のGSと異なります。
ラグ(時計本体とベルトをつなぐ金具)が、
外側にふくらんでいません。
連続的な曲面で構成されており、
細身の時計で上品な印象です。
青枠で囲ったところに注目。
風防がビール瓶の王冠みたいな形です。
これはボックス型サファイアガラス風防。
この風防は、セイコーが5年もかけて開発した、
特殊な構造の風防です。
大半のセイコー製機械式時計は厚い時計。
だから、セイコーは厚い時計しか作れない、
技術力が低いメーカーだと誤解してる人もいます。
それは大間違いです。
セイコーは厚さ6mmの薄い時計を作れる、
数少ないメーカーです。
そんなメーカーは、
世界でも数える程しかありません。
ルクルトとピアジェと、後はどこでしょうか?
グランドセイコーは意図的に厚く作られています。
それには理由が2つあります。
ひとつは、グランドセイコーが、
「普通の庶民でも気楽に使える時計」だからです。
サラリーマンや中小企業経営者が、
奮発して買う時計。
結納返しや記念品として庶民が買う時計。
それが、グランドセイコーです。
6mm前後の薄い時計はデリケートです。
電車に乗っているような庶民が使えば、
ぶつけたりして壊してしまうでしょう。
壊れやすい高級時計は、富裕層の時計です。
ロールスロイスの後席に乗っているような、
電車やバスなんか乗らないような、
そういう身分の人が使うのです。
もうひとつは、薄型のGSを売ると、
自社製品と競合するからです。
セイコーの宝飾時計ブランドであるクレドール。
クレドールは薄型時計が主力商品ですね。
だから、クレドールと被るGSは売れないのです。
時計の風防の断面図。
緑枠で囲った風防は、平面です。
平面のサファイアガラスは、
数万円の時計にも使用されています。
赤枠で囲った風防は、デュアルカーブです。
これは自動巻GSの風防ですね。
青枠で囲った風防は、ボックス型です。
これは手巻GSの風防ですね。
サファイアガラスを曲面や多面体に加工するのは、
とてもコストがかかる事です。
平面のサファイアガラスを作る場合に比べ、
8倍~10倍のコストがかかります。
だから、立体的な風防は、
高級時計に使われる事が多いのです。
高価な部品だから、安物時計には使えません。
赤枠で囲ったところに注目。
針が曲がっているのが分かりますか?
時針・分針・秒針と3つの針があります。
それら全てが、文字盤の曲面に合わせて、
曲げられているのです。
針を曲げる作業は職人さんの手作業です。
手の感覚でこんなに細かい加工を行うなんて、
ものすごく手先が器用な人にしか出来ません。
0.1mmの誤差も許されません。
0.1mmでも上下方向に曲がったら、
針同士が衝突して時計が止まります。
私は、知人のエンジニアや画家に、
この時計の細工を見せた事があります。
そういう人達も手先の器用さが重要な職業ですが、
皆さん、この針の加工には驚いていました。
大学の技術系の先生はこうおっしゃっていました。
「こんな仕事が出来る凄腕職人が、
まだ日本にもいるのだから、
日本の製造業はしばらく安泰だな」
青枠で囲ったところに注目。
インデックス(時刻を示す記号や数字)を、
青枠で囲いました。
バーインデックスだから、直線の棒です。
それが、斜めになっている事が分かりますか?
これは文字盤が凸面のドーム状だから、
端の部分がこういう風になるのです。
この時計は、ドレスウォッチとしては厚い時計。
だから、厚さを活かしたデザインを、
積極的に取り入れているのです。
大半のドレスウォッチは薄い時計なので、
こういうデザインは真似しにくい。
厚さとそれを活かしたデザインが、
似た形ばかりのドレスウォッチに、
個性を与えているのです。
一見すると地味な時計ですが、
耐久性と独自性を両立しています。
これで50万円以下だから、驚きです。
手巻GSと自動巻GSのリュウズを比較。
手巻式GSのリュウズは、
自動巻GSのリュウズより、
少しだけ太いのが分かりますか?
機械式時計はリュウズを回しぜんまいを巻きます。
手巻時計は毎日ぜんまいを巻きます。
自動巻時計よりリュウズを回す機会が多いわけで、
回しやすいよう太めに作ってあるのです。
懐中時計だと、ぜんまいを限界まで巻くと、
リュウズをそれ以上回せなくなります。
手巻式GSの場合、ぜんまいを限界まで巻くと、
回した時の手応えが急に重くなります。
自動巻GSも手巻でぜんまいを巻けますが、
いくら巻いても感触は変わりません。
リュウズの感触だけでも奥が深いのです。
ワニ革の小銭入れ。
マットクロコダイル(つや消し仕上げ)です。
両端のウロコが丸くて、
中央のウロコが四角い事が、分りますかね?
丸いウロコを「玉斑(たまふ)」といいます。
四角いウロコを「竹斑(たけふ)」といいます。
竹斑のワニ革はとれる量が少ないので、
丸斑のワニ革より高価です。
この小銭入れは約5万円です。
もし、全てのウロコが竹斑のワニ革だとしたら、
同サイズの小銭入れで8万円位しますね。
特に綺麗な竹斑のワニ革を使っていれば、
同サイズの小銭入れで10万円以上します。
腕時計の革ベルトの場合、
丸斑のベルトより竹斑のベルトのほうが、
約1万円~約2万円高価です。
ワニ革の名刺入れ。
シャイニング・クロコダイルですね。
ニスや塗料を塗っているわけではなくて、
ワニ革の持っている油脂が輝いているのです。
200kgくらいの重量でプレスすると、
ワニ革内部の油脂が表面に出てきます。
そういう方法で光沢を出しているのです。
シャニングとマット。
ワニ革を長年使い続けたら、どうなるか?
シャイニングのワニ革は、
油脂が落ちてツヤが消えていきます。
マットのワニ革は、
手の油脂を吸収してツヤが増します。
結果的に、シャイニングもマットも、
同じような見た目のワニ革になるのです。
ワニ革の長所は柔らかい事!
ボールペンに巻きつける事が出来る柔軟性!
こんな事をしても、まっすぐ伸ばせば、
ちゃんと元の形に戻ります。
こんなに柔らかいから、フィット感が最高です。
高級時計の魅力は数多いけど、そのひとつに、
着け心地の良さがあります。
ワニ革のベルトは、
皮膚と一体になったようにフィットします。
金属ブレスでも、高級時計の場合は、
安物時計よりもサイズの幅が広い。
GSやオメガの場合は、
数cm以下の「コマ」があります。
コマとは金属ブレスを構成する四角い金具です。
安物時計にはそこまで小さいコマがない。
ロレックスの場合は、バックルの部分に、
スライド式のブレスサイズ調整用金具があります。
多くの高級時計の金属ブレスは、
方法は色々あれど、サイズの微調整が可能。
だから!
持主にジャストフィットするブレスになるのです。
しかも、大半の高級時計の金属ブレスは、
コマの角が丸く削られています。
安物時計はコマが角ばっていて、
着けていて引っ掛かると痛いのですが、
高級時計だとそういうトラブルがないのです。
高級時計は、丸一日装着していても、
全く不快じゃないんですよ。
巨大で重たいモデルは例外ですけどね。
だから、高くても買う人がいるのです。
グランドセイコーやドレスウォッチは、
カジュアルな服装にも合うの?
結論から言えば、
シンプルな服装なら合います。
ストリート系みたいな派手な服装には合いません。
●GSやドレスウォッチはカジュアル服に合わないという人もいる●
「グランドセイコーはスーツ着用時しか使えない」
「グランドセイコーはカジュアルな服装だと使えない」
「カジュアル服には、それ専用の腕時計がある」
ネット上には、こういう意見も多々ありますね。
他方、これらの意見を否定する人も多いです。
人々の間で意見がわかれているのです。
意見がわかれるのはなぜでしょう?
私の推測ですが、
ジェネレーションギャップが原因かと。
時計関係のまとめサイトのコメント欄、
あるいは時計専門の掲示板。
そういう場所は、アラサー~アラフォーが多いでしょう。
コメントの内容から、それは推測できます。
10代や20代で何十万円もする時計は普通買えないし、
買えない時計に興味がある人は珍しいでしょう。
50代以上だとネットに書き込む人が少なくなる。
アラサーとアラフォーでは、
学生時代に流行っていたファッションが全然違います。
正反対と言えるくらい違います。
アラサー・アラフォーともに多いです。
アラサーが学生時代の頃は、
綺麗目・シンプルな服が流行っていました。
ボタンシャツ、テーラードジャケット、チノパン等です。
保守的でお坊ちゃん風の格好が流行っていたのです。
ポールスミスみたいな綺麗目カジュアルが人気でした。
私はアラサーですが、高校時代~大学時代に、
ポールスミスのシャツをよく着ていました。
アラフォーが学生時代の頃は、
ストリート・ファッション全盛期です。
不良風・渋谷系・アメカジなど、
派手で目立つファッションが流行っていました。
アラサーが学生時代に流行っていたファッションとは、
正反対のファッションです。
アラサーとアラフォーが「カジュアル」と聴けば、
連想する服装が相当違うと考えられます。
アラサーなら綺麗目・シンプルな服を連想するので、
GSやドレスウォッチは、
カジュアル服に合うと思うでしょう。
アラフォーなら派手・ストリート系の服を連想するので、
GSやドレスウォッチは、
カジュアル服に合わないと思うでしょう。
たしかに、ストリート・ファッションに、
GSやドレスウォッチは合いません。
そもそも、シンプルな時計全般が合いません。
服装全体が派手だから、地味な時計を着けていると、
時計の存在感がほとんどなくなってしまうから。
安物時計だとGショック、
高級時計だとウブロやミル、
でかくて存在感がある時計なら、派手な服装と調和します。
参考までに、時計と服装の関係を図示した表を、
添付しておきましょう。
時計と服装の関係です。
この服装にはこの時計が合う、と説明しています。
表の左から2番目にある「ダイバー」とは、
金属ブレスの三針時計全般です。
潜水時計だけではありません。
日付や曜日の表示機能、GMT機能、
パワーリザーブ表示機能など。
外見がシンプルな機能は搭載していてもOKです。
シンプル・綺麗目カジュアルの例。
こういう服装には、シンプルな時計が合います。
実際、写真のモデルは、
GSみたいなシンプルな時計を着けています。
服装と調和していると思いませんか?
シンプルな服にはシンプルな小物が合うのです。
モデルは、ジェームズ・ボンド役で有名な俳優。
イギリス人のダニエル・クレイグ氏です。
ボンドはスーツを着ている事が多いので、
カジュアルな服を着ている写真は珍しいですね。
スーツを着ていないので、
誰だか分からなかった人もいるかもしれません。
ストリート・ファッションの例。
服装全体が派手なので、
時計などの小物も、派手な代物しか合いません。
高級時計だとウブロのビッグバン。
安物時計だと大きめのGショック。
そういう派手な時計が合います。
シンプルな時計は合いません。
明確な定義はありませんが、
大まかな基準はあります。
・小型で地味な時計であること
・ケースの色は銀色か金色であること
・ブラックかダークブラウンの革ベルトであること
・インデックスはローマ数字か棒型であること
(昔、貴族はローマ数字を使っていました。
だから、現代でもローマ数字は上品とされているのです。
棒型インデックスは1930年代頃に出現しました。
階級格差を気にしないで使える、
モダンなデザインとして受け入れられたのです)
・文字盤の色はシルバーか白であること
・二針か三針の腕時計であること
・ドレスシャツの袖口に収まること
以上が、大まかな基準です。
参考までに、各社のドレスウォッチを紹介しましょう。
どれも似てる! と思う人がほとんどでしょう。
パテック・フィリップが、こういう時計の基本形を作り、
今でもその基本形に合わせて作られているのですから。
パテック・フィリップは、世界最高峰の時計メーカーです。
他社に与える影響が大きい事は、まず間違いないでしょう。
そんなメーカーが、
ドレスウォッチはこういう時計、と決めました。
だから、パテック以外のメーカーも、
パテックが決めた基本形に合わせています。
新しいドレスウォッチの基本形を提唱する事は簡単です。
でも、一度こうだと決まった事を、
後から変えるのは難しいでしょう。
特に、保守的なフォーマル・ファッションの分野では、
それが顕著だと断言できます。
それは、実際のフォーマル・ファッションを見れば、
よく理解出来る事でしょう。
フォーマル用の革靴の基本形は、
黒の内羽根ストレートチップです。
冠婚葬祭のドレスコードでは、この靴が正装の一部。
そういう靴だから、まともな社会人であれば、
スーツを着ない仕事の人でも一足は持っているかと。
こういう基本形は、100年以上変化がないのです。
だから、フォーマル・ファッションは保守的であると、
大半の人は理解出来るでしょう。
格好いいね。
カジュアルでもスーツでも合いますよ。
汎用性の高い時計じゃないと、何十万円も出せませんよ
休日しか使えない時計に何十万円も出せる人は、ガチ金持ちです
芸人とかミュージシャンは派手な時計が許されますけど
普通のサラリーマンは仕事では地味な時計しか許されませんからね
ロジェ・デュブイ
「エクスカリバー」
こういう時計はデザインが奇抜なので、
ドレスウォッチではありません。
たとえば、赤いタキシードが売っています。
ですが、それはカジュアル服です。
フォーマル服をアレンジしたカジュアル服です。
この時計もそういう類。
セイコーの高級腕時計を買うと、
保証書が時計オーナー宅に郵送されます。
家電量販店で買った場合は、
保証書請求のハガキをこちらから送る必要があります。
和光で買った場合は、こちらは何もしなくても、
あちらのほうから保証書を郵送してくれます。
うん?
GS9 Clubのご案内?
なんだこれ?
GS9クラブってなんだろう?
グランドセイコーのオーナーズクラブです。
マスターショップでグランドセイコーを買った人に、
入会案内の手紙が届きます。
「マスターショップ」とは?
セイコーと契約した特別な時計販売店。
家電量販店ではあまり売っていない高額モデル、
マスターショップ限定モデル、
そういう腕時計を売っています。
主に、高級百貨店や老舗時計店が認定されています。
和光は、セイコーの本店ですから、
当然、マスターショップのひとつです。
和光は普通のマスターショップと違いますね。
和光限定モデルの時計も売っているのです。
セイコーの本店だけに気合入っています。
「高級時計の維持費はいくらなの?」
「他の何かと比べて維持費は高いの?」
「欲しい時計はあるの? 資産としてどう考えているの?」
これらの質問に回答します。
かなり長文ですが、読んでいただければ幸いです。
グランドセイコー、オメガ、ロレックス。
このあたりの三針時計のオーバーホール代は、
5年~6年に1回で5万円程度。
年間1万円程度の維持費がかかります。
ルクルトやIWCは、
オーバーホール代が少し高額で、
5年に1回で7~8万円程度。
パテックのオーバーホール代は、
シンプルな三針時計でも相当高額です。
5年に1回で13万円もかかります。
意外と高級時計の維持費は安いですよ。
「高いだろ」と思う人の為に、
そんなに高くない事を証明する材料を用意しました。
ペットや他の機械の年間維持費をみてみましょう。
私はネコを飼っています。
ネコの飼育費用は、年間5万円程度。
エサ代が約36,000円、
動物病院での定期検診が約10,000円、
その他の雑費が約5,000円です。
・水草アクアリウムの維持費。
季節によって変動しますが、
電気代は1ヶ月で約3,000円。
年間約36,000円の電気代です。
水道代やエサ代は大した金額ではありません。
水草が水を浄化するので、あまり換水はしません。
エサは安いので、年間約1,500円の出費です。
・原付バイクの維持費。
税金、保険、ガソリンにお金がかかります。
それらをまとめると、年間6万円程度。
私が住んでいる東京23区内では、
駐輪場を借りる場合、
年間7万円の維持費が加算されます。
高い場合だと年間13万円くらいですね。
・軽自動車の維持費。
細かい説明は原付と同じなので割愛。
平均的な維持費は年間15万円程度です。
私が住んでいる街の駐車場代は、
1ヶ月で3万円~5万円が相場。
駐車場を借りる場合だと、
維持費の総額は、
安くても年間50万円はかかります。
少なく見積もって年間100万円程度。
フェラーリやランボルギーニは、
盗難や悪戯の被害に遭いやすいので、
防犯装置のある駐車場が必要です。
都内でそういう駐車場を借りる場合、
1ヶ月で10万円くらいかかります。
総合すると、年間200万円以上の維持費。
・自家用クルーザーの維持費。
税金が自動車やバイクより安いので、
小型モデルだと維持費は年間60万円程度。
停泊している場所が田舎なら、保管費用も安価。
調べてみて、意外と安いので驚きました。
よくよく考えてみれば、
釣りが趣味の庶民でも持っていますから、
維持費が安いのも納得です。
・自家用ヘリコプターの維持費。
燃料代、整備費、保管費用など、
総合してみましょう。
安価な機種だと年間350万円程度。
高価な機種だと年間1,000万円程度。
機種によって費用は異なりますが、
庶民が個人で買って維持するのは困難でしょう。
・自家用ジェット機の維持費。
パイロットとCAを雇うので、
人件費だけで年間3,000万円程かかります。
機種や利用頻度に変動しますが、
維持費の総額は年間3億円程度。
めちゃ高いですね。
相当な大富豪じゃないと、
買って維持できないのも納得です。
結論から言うと「ない」です。
ティソの懐中時計を所有しています。
スケルトン文字盤で正面からメカが見えます。
そして、時計下部に足があり、置時計として使えます。
面白い鑑賞用の置物として買った時計であり、
携帯して使用する事はありません。
チプカシ(F-91W)を所有しています。
短パン&サンダルみたいな格好には、
グランドセイコーよりチプカシが合う。
近所の店で買物する時に使います。
あと、ストップウォッチとして使いますね。
ストップウォッチ専用機を買うより、
チプカシを買うほうが安上がりなのです。
名作時計は高級時計だけではありません。
チプカシも名作時計だと思っています。
サンダルみたいに気楽に使えるのが良いですね。
時計自体はかっこいいと思いますが、着けたくないですね。
私の服装はとてもシンプルですから、
自分より時計が目立ってしまいますよ。
そんな時計を使うのは、ダサいと思います。
いくらお金があっても絶対買いません。
ジャガールクルトは好きです。
ロレックス、オメガも好きです。
ですが、今持っている時計と持ち味が被ります。
同じような時計を何本も欲しいとは思いません。
私はコレクターじゃないので。
Gショックみたいな時計はいらないです。
私は、どちらかといえばインドア派ですから、
普段は読書・ネット・水草水槽を楽しんでいます。
外出する時もありますが、
登山やダイビングのような活動はしません。
旅行に行く場合も都市部ですし、
日常的に散策している地域は都心です。
だから、アウトドア系の時計は不要。
資産には2種類あります。
工芸品・貴金属・不動産など実物資産。
株券・債券・現金など金融資産。
下記の2つの理由により、
実物資産として時計を増やしたくないです。
純金は値上がりを続けている実物資産です。
純金を買うなら、今すぐにでも買ったほうがいいですね。
ほぼ確実に値上がりする資産ってほとんどないですから。
実際、純金の価値は年々上がっています。
30年以内には地上の金鉱脈は枯渇すると、
多くの専門家が分析しております。
地上の金鉱脈が枯渇すると、
純金の価値は10倍くらい上がるそうです。
なぜなら、採掘コストが10倍くらい上がるから。
こういう情報を、知らない人も多いかと思いますが、
貴金属投資をやっている人の間では常識です。
私の保有資産は、実物資産が約100万円です。
時計以外にも純金を持っているからです。
ですが、金融資産は50万円程度しかありません。
これは、アンバランスなポートフォリオ。
地上の金鉱脈が枯渇するまで、純金は買い続けます。
だけど!
金融資産が実物資産より多い、
そういうポートフォリオにしたいのです。
もし200万円~300万円の雲上時計を買ったら、
実物資産が増えてしまうので、
資産形成の計画が狂ってしまいます。
私の自宅は、小規模なオフィスビル。
借り手がいない上層階に住んでおり、
1階と2階のテナントから家賃収入がありますね。
修繕費・水道光熱費はそこから出しています。
私は無料で家に住んでいるわけですね。
(ちなみに、うちの近所のワンルームマンションは、
毎月10万円前後の家賃の物件が多いです)
だから、毎月15万円くらい、
自由に使えるお金があります。
物品購入や遊興費に毎月約15万円も使っていました。
でも、2018年9月から貯金を始めました。
一生物の小物類・食器・家具などは、
ほとんど揃えてしまいましたから。
それに、30代前半で金融資産保有額が50万円程度って、
保有額が少なすぎてヤバすぎますよ。
金融資産。
アラサーなら300万円以上は持っていないと不安です。
そういうわけで、貯金を始めたわけです。
始めたのは2018年9月からです。
2年あれば、金融資産は350万円以上になります。
これだけ財力があれば、雲上時計を余裕で買えますね。
約300万円のパテック・フィリップの時計だって、
買おうと思えば買えるのです!
でも、買いません!
セイコーの株でも買いますよ。
1,500株くらい買えるので、
時計なんかよりそっちを買います。
純金や時計は持っていても不労所得が得られません。
大企業の株は不労所得が得られます。
毎年10万円前後の配当金がありますからね。
お金を預けるだけで、働かなくても、
高級レストランに年2~3回行けるじゃないの!
配当金で年間200万円を稼げる金融資産があれば、
パテック・フィリップを買うかもしれません。
具体的には、数千万円の金融資産です。
グランドセイコーが2本あれば足りると思いますが、
パテックのカラトラバが欲しい気持ちもあります。
カラトラバは、時計愛好家にとって、
憧れの腕時計ですからね。
車好きがフェラーリに憧れるとか、
バイク好きがリッターバイクに憧れるとか、
そういうのと同じ話です。
銀色の時計を2本所有しているので、
買うとすれば、金色のカラトラバを買うでしょう。
今の私には合いませんね。
分不相応な時計です。
30代の男が金色のカラトラバを着けていても、
青二才が背伸びしている様にしか見えません。
配当金で200万円を稼げる金融資産は、
3000万円~5000万円くらいです。
それだけの金融資産を保有する頃には、
私は中年になっています。
中年で数千万円の金融資産を保有しているなら、
金色のカラトラバを着けていても、分相応です。
中年になった私が、時計趣味を持ち続けていれば、
カラトラバを買う可能性は高いですね。
コレクターは色々なアイテムを使うのが好きです。
私はその逆で、気に行ったアイテムを、
いつも使いたい人間です。
特に、腕時計はそういう風に使いたい。
腕時計って思い出が詰まるアイテムだと思います。
私が着けている腕時計にも、思い出が詰まっています。
初めて100万円以上の金額が動く商談をした。
初めて高級寿司を食べた。
あの絶景を見た時、この時計があった。
大怪我をして長期入院した時、
リハビリで苦労した時、この時計があった。
色々な思い出が詰まっているのです。
そういう事が一番大切だと思います。
だから、少ない本数の時計を使いたいのです。
今は、この2本で足りるのですよ。
ほとんどの季節やTPOに対応できます。
スーツを着て商談に行く時にも使えます。
普段着で遊びに行く時にも使えます。
総理大臣が使っているくらいの時計だから、
誰に会う時に着けていても恥ずかしくない時計。
1本をオーバーホールに出している間、
もう1本を使えるので、
常にグランドセイコーを使えます。
私の大切な宝物です。
これで終わりです。
年末年始の忙しい時期に、こんな長文を読んでくれた方、ありがとう!
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引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1546257413/
GSのSBGW231と235は最早工芸品レベル。
試着するとどの角度から見てもインデックスがキラキラ輝いて本当に美しい。あと231と235のアイボリーって異なっていて235の方が赤みがかったアイボリーになってる。こんな時計が実売38~43万なんだから恐れ入る。