H. モーザー(H.Moser & Cie)の「スイス アルプ ウォッチ コンセプト ブラック」は、アップルのスマートウォッチのファンにはおなじみの黒っぽい長方形をしているが、時刻を表示させるコマンドに対応することはない。しかもこの高級腕時計には、ダイヤルや針など、現在時刻を表示するための部品が見当たらない。その代わり、時刻を音によって知らせるのだ。
あえてApple Watch風のデザインに
その仕組みを説明しよう。コンセプト ブラックは6時の位置に、ムーヴメントが重力の影響を受けないようにするための機構「ミニッツ フライング トゥールビヨン」を備えている。そして時刻を確認する際には耳を澄まし、音で時刻を知らせるミニッツリピーターの機構から時刻を知る。
電気と発光技術が普及するずっと昔、腕時計のユーザーは、時計から奏でられるひと続きのチャイムの音によって正確な時刻を確認していた。つまり、非常に慎重に、時刻を知らせる音に耳を傾けなければならないのだ。
H. モーザーは、明らかにスマートウォッチのような外観でありながら、同時に「非常に権威のある時計製造の伝統への賛意」と自らが謳う時計をつくり出すことを楽しんでいるようだ。事実、同社はコンセプト ブラックについて、意図的にスタンバイ状態のスマートウォッチのように見えるようにしたと説明している。
プラチナ製のコンセプト ブラックは手巻き式で、87時間ほど動作する。しかし、心拍モニターの記録を心臓医に見せたり、電話をかけたり、音楽をストリーミングしたりすることはできない。
すでに増産のリクエストも
それに時刻を調整するには、かなりのスキルを要するだろう。時刻合わせには、竜頭に刻まれた目盛りを利用する。この竜頭を引き出すと、12段階の目盛りによって5分刻みで時刻を調整できるようになっている。
時刻を知らせる音は1時間、1/4時間、1分ごとに、斜めに取り付けられた2つのゴングから奏でられる。この音を響かせて増幅するために、中央のケースは完全に空洞になっている。
この時計の価格は、なんと27万4,852ポンド(約3,916万円)もする。いかにハイエンドな腕時計のファンとはいえ、Apple Watchに似ているのにはるかに高額で、精度が劣り、実質的に正確な時間を知ることができない腕時計を所有したいと考えるのは、驚くべきことのように思える。
しかし、すでに購入した人たちがいる。H. モーザーのもとには、異なるカラーヴァリエーションで増産してほしいというリクエストが届いているそうだ。腕時計の世界とは、かくも素晴らしく、ときに常軌を逸しているとさえ感じられるものなのだ。
https://wired.jp/2019/02/17/swiss-alp-watch-concept-black/
ミニッツリピーターは買えん
腕時計マウント合戦に終止符を打ってしまつたやん。
体組成計つけてる上場企業の社長もおるくらいや。
すげーウケるんじゃね?
それだけの価値を見出せる連中が楽しめばいい
懐中時計の最初期から暗闇で時刻を知るために音を出す機構はあるんだっけな
時計の歴史的には文字盤より先に鐘が実装されてた。
街や教会の鐘の自動化が目的だったわけ。
で、日本での時計の古い名前は自鳴鐘。
昔は目でみるより音で知らせる道具だったんだよ。
コンセプトも新しくない
丸型黒塗りで中の機構さえ見られないようにしているミニッツリピーターは結構前に発表されてるし
買えばいいじゃんと思ったw
まあ俺には関係ない
我々の道楽と桁が違うだけで根は同じ
買い物とか電車乗るには便利だけど
中華トゥールビヨンと同じように中華ミニッツ製造してこの幻想価格叩き壊してやればいいのにw
音声式腕時計あったよな。
結構本格的な鐘を鳴らすのはたまげたな
値段もたまげた額だった
すでに購入した人たちがいる。H. モーザーのもとには、異なるカラーヴァリエーションで増産してほしいというリクエストが届いているそうだ。Apple Watchのアンチテーゼ? 現在時刻を「音で聴く」高級腕時計、お値段なんと4,000万円 @wired_jp https://t.co/U7l2w0VNZe
— シロウ (@shibulodge) 2019年2月18日
すげえw
— takpika (@takpika0308) 2019年2月17日
だけど視覚的情報をなしに聴くだけの時計だと周りがうるさいときに使えないな。
あと絶対慣れが必要。時刻セットの時に何時かわからなくて絶対戸惑いそうw https://t.co/ZXRHAVr1UX
コレこそ機械式時計を持つ理由。
— DirtyDog (@ddiirrttyyddoog) 2019年2月18日
これくらい機能を絞ると魅力しか出てこないな!
と大金持ちになった気分でコメント。 https://t.co/Rg3YYskPwp
Hモーザー が針の無い時計を発表。
— DWB (@Doi_watch_blog) 2019年1月14日
どうやって時を知るか?
それは、耳を澄ませてケース側面のレバーを引けば分かります。 pic.twitter.com/nxEDgIT7Ia
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参考記事
コーヒーと時計を一緒に撮影~読者投稿記事~
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1550405015/
ハルディマンの二番煎じやんけ