ETA2020年問題と機械式腕時計の今後を考える
スイス腕時計業界における2020年問題を御存知でしょうか?これは2020年をもって、もっとも多くの腕時計に採用されているムーブメント「ETA」の供給が停止されるという問題です。 腕時計の心臓部分であるムーブメントの供給を停止されるということは、腕時計自体が製造できなくなることを意味します。一体なぜ、このような事態になったのか。そして2020年を間近に迎えたいま、スイス腕時計業界はどのような対応を行っているのかを書いていきます。
反逆のフラッグシップ? エプソン新ブランド「TRUME」
7月19日、エプソンの腕時計新ブランド「TRUME」(トゥルーム)発表が報じられました。 マスメディアでは「プリンタのエプソンが時計作った」みたいにも受け取られましたが、実はセイコーの機械式腕時計も世界初のクォーツもEPSONが開発。昨年は子会社だったオリエントを吸収もしています。 日本企業によくある「作り手」と「売り手」の対立なのか? 新ブランド「TRUME」を覗いてみます。