http://www.sankeibiz.jp/business/news/150802/bsj1508020705003-n1.htm
アップルウオッチは日米英などで4月10日からネットでの購入予約の受付が始まり、
同月24日から販売が始まりました。同じアップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の
「5」以降のモデルと連動させることで通話やメールの送受信のほか、心拍数の測定・記録などができる優れものです。
いかにも未来の機器っぽい感じだし、毎朝、ジョギングなど運動をしている人や、健康に気遣っている人にはもってこいと話題になりました。
販売価格は最も安いスポーツタイプが349ドル~399ドル(約4万2800円~約4万9000円)、
標準モデルが549ドル~1099ドル(約6万7400円~約13万4800円)、18金を使った最高級機種が
1万ドル~1万7000ドル(約122万円~約208万円)と3種類あり、若者からセレブに至るまで、さまざまな層の多様なニーズに対応しています。
スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット型端末とともに将来最有望とされるウエアラブル端末。
実際、米大手調査会社IDCが6月18日、今年、全世界で出荷されるであろうウエアラブル端末は
昨年の約2・7倍にあたる7210万台で、2019年にはこれがさらに1億5570万台に急増するとの予想を発表するなど、その人気は急速に高まっています。
そんなウエアラブル端末の市場を牽引(けんいん)する象徴的な存在がアップルウオッチとあって、
昨年9月にその存在が公にされるやいなや、全世界で爆発ヒット間違いなしと騒がれました。
さらに、携帯型のデジタル音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」やアイフォーンといった
革命的なIT機器を世に送り出したアップルの伝説的な創業者兼会長、故スティーブ・ジョブズ氏から
バトンを受けたティム・クック最高経営責任者(CEO、54歳)が初めて世に出す新カテゴリーの製品とあって、
一般消費者だけでなく、業界からも熱い視線が投げかけられてきました。
確かに、そうした期待通り発売当初は大変な話題となり、日本を含む全世界で購入者が殺到しました。
ところが、7月7日付米経済系ニュースサイト、インターナショナル・ビジネス・タイムズ(IBT)や同月10日付
英紙インディペンデント(電子版)などが、米調査会社スライス・インテリジェンスの調査結果を基に報じたところによると、
アップルのお膝元である米国で、人気が急落していることが判明したのです。
この調査会社の数字を見ると、米国では、ネットでの購入予約が始まった4月10日の週こそ、
1日約20万本、1週間で150万本を売るなど絶好調だったものの、4月中旬ごろから販売台数が急落。
5月に入ると1日に約2万本とピーク時の何と約90%減に。さらに落ち込みは止まらず、6月後半は1日4000~5000本に激減。
7月1日には2500本しか売れなかったのです。そのうえ、全3種類のうち、売り上げの3分の2は最も安いスポーツタイプが占め、
セレブ向けの18金を使った最高級機種は約2000本しか売れなかったのでした…。
この調査会社では、購入後、購入者のメールアドレスに送られる電子領収書のデータをもとに推計したそうですが、
あまりの急落ぶりに、実態とかけ離れ過ぎているのではないかとの声まであがりました。それほどこの急落ぶりは衝撃的だったわけです。
そして米国ほどではないにせよ、アップルウオッチが業界やアップルファンの予想とは裏腹に、
それほど巷には浸透していないのは間違いなさそうです。
英調査会社オーバムのアナリスト、ロナン・デ・レネッセ氏も前述のインディペンデント紙に「(英でも売り上げは)悪いとは言えないが、
驚異的でもない」と述べ、英国でも爆発的に支持されてはいないとの認識を示しました。
そして、予想外の不人気ぶりについて「数年後、誰もがこれを身に付けているとは思わない。
売り上げを伸ばすような誰もが使いたくなる決定的な機能(アプリ)といった連動システムがないからだ」と弱点を指摘し
発売前に多くのアナリストが予想した今年2000~3000万本という強気の売り上げ予想に対し「良くて1000~1500万台」と反論しました。
それにしても、米国での売り上げ急減をはじめ、予想以上に不評なのはなぜでしょう?。レネッセ氏が指摘するように、
誰もが驚くような機能がないことも確かに一因ではあるのですが、さまざまな海外メディアの報道を読むと、
はっきりしていることが1つあります。このアップルウオッチ、女性受けが極めて悪いのです。
不振の原因は単純「女性に受けない」「すぐ使えない」
例えば、米紙ニューヨーク・タイムズ紙は6月10日付で、同紙の女性コラムニスト兼ファッション評論家の
バネッサ・フリードマン氏の手による「私がアップルウオッチと決別した理由」と題した長尺コラムを掲載。
彼女はそのコラムで、友人たちの指摘を受け、時間をかけてアップルウオッチの良さを理解しようと努めましたが
「手首の小さな(女性の)私にとっては美的な腕時計ではなく(単なる)電子機器で、画面が小さくイライラさせられ、
ホテルの鍵代わりになるといった無意味な機能が多い」といった理由から「1カ月半使ったが決別した」と明言。
そして「アップルウオッチとは、ハイテク機器を所有することに幸せを見いだす人々にとってのファッション・アクセサリーではなく、
ファッション・アクセサリーを装ったハイテク・アクセサリーである」と女性らしい鋭い分析を披露しました。
また、米サンフランシスコで働くデンマーク人の女性ハイテク起業家キャサリン・アンダーセンさんも、7月19日付の
英経済紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)に「私は大きなハイテク企業の技術革新部門で働いており、
新しい事柄に挑戦することには慣れているから、アップルウオッチの登場には本当に興奮したわ」と、当初は大きな期待を持っていたと述懐。
しかし、箱から出して実際に腕に着用したら「本当にくだらないと感じたの。私にとって本当に異常なアップル体験だったわ。
なぜなら、私はこれ、腕に着用した時点ですぐに使えると思っていたんだけど、違うのね」と憤慨したことを明かしました。
彼女はそれからセットアップと、自分用にパーソナライズする作業に四苦八苦したそうです…。
そうした状況のなか、アップル製品の内部情報などを報じる専門サイト、マックルーモアズやアップルインサイダーは7月18日、
今年の第3四半期(4月~6月末)に全世界で売れたアップルウオッチは390万本だったと明かし、次の四半期では550万台を売り、
今年の年末までに1500万本を売る計画だと報じました。
さらにテコ入れ策として、年内に、最も売れているスポーツタイプにイエローやローズゴールドのタイプを加えるとも報じました。
ちなみに当のアップルは、これまでアップルウオッチの販売台数に関しては一切公表しておらず、
一連の“実は売れてません報道”に関しても沈黙を守り続けていましたが、多くの人は
7月21日の第3四半期の決算発表ではさすがに何か数字を出すだろうと予想していました。
ところが21日付ロイター通信などによると、この決算発表の場でも「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」の販売台数などは
発表したのに、アップルウオッチの具体的な販売台数は結局、明かさず。
会見に登場したティム・クックCEOは、アップルウオッチの好調ぶりを表すデータを示しながら、前述の米での販売急落報道を否定。
6月には最高の販売台数を記録したと明言し「アップルウオッチには巨大な可能性があると信じている」と訴えましたが、
具体的な数字がないこの説明を額面通りに受け止めた人は少なかったようです。
「好調」のはずが…急遽、「中国」+「女性」で新CMを展開
実際、7月23日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「当初、アナリストによる4月~6月末のアップルウオッチの
販売台数予想は300~500万台だったが、(21日に)不透明な収益報告書が発表された後、150~300万台と大幅に下方修正された」と報じました。
そして、当のアップルもこの新製品が女性に不人気であることを十分自覚しているフシがあります。
7月22日付米経済紙フォーチュン(電子版)によると、アップルは7月16日から、女性にターゲットを絞った新しい
アップルウオッチのCM展開をスタートさせたのです。
ひとつは、アップルウオッチを着けた中国人女性2人組がベルリンを旅するもの。もうひとつはこれの逆バージョンで、
アップルウオッチを着けたドイツ人女性2人組が北京を旅するもので、もうひとつはアップルウオッチを着けてフィットネスに精を出す人々が題材ですが、
こちらも出演しているのはほとんど女性です。
このフォーチュン誌は、米大手リサーチ会社NPDグループの調査結果を引用し、スマートウオッチの所有者の71%は男性であり、
女性の所有者は男性よりも多くのお金をかけてスマートウオッチに多くのアプリ(ソフト)をダウンロードしたがっていると指摘し、
アップルウオッチが成功するかどうかは女性とアプリの多様化にかかっているとの論調で報じました。
>ハイテク機器を所有することに幸せを見いだす人々にとってのファッション・アクセサリーではなく、
>ファッション・アクセサリーを装ったハイテク・アクセサリーである
まさにその通りだな
この言葉で最初のiPodを思い出した
最初無粋なハイテク機器だったがファッションアイテムと化した
ジョブズなきAppleの今後の衰退を予言する言葉と思った
単体で機能しない時計は、ブレスレットであって時計ではない。
ほんと、これ!!
TV電話アプリでペネロープ気分を味わえるぞ
Googleグラスも撤収した。
ライフスタイルを革命的に改革するのでなければ、大衆に受け入れられることは
今後もないと思う。
単に今は技術が足りないだけでしょ
iPhoneが技術足りてない時に売り出して人気出たから技術者は夢見ちゃうんだよね
まあマトモなもん出てきたらすぐ普及するよ
とりあえずバッテリーだが、眼鏡端末はフレーム内蔵のみで完結する技術も必要だな。鼻痛くなるから軽量化もかなりシビアだ
まあそんなところかな。
難しいけど、
時計というのがダメだったんだとおもう。改革すべきものではなく、
全く新しいものとして売るべきだったのかなあと。
例えばドーナッツ型の腕輪にして全面液晶で、色々な動く柄模様や
デザインされた情報を表示し、ファッションの一つにする。もちろ
ん個性を出すためカスタマイズ可能。情報端末としては二の次で。
moto360のほうがかっこいい
ことか。もちろん、腕時計型デバイスは日本の伝統芸(カシオ データバンク等)。
今はとにかく機能もバッテリーも中途半端
予想通りでしょ?
その機能を普通の腕時計に組み込んでくれれば十分なんだけどなぁ。
まず「操作する」ってのがありえないし。通知だけしてくれりゃええんよ。
「シンプル」「すぐ使える」「使いやすい」
この3つが大事だね
で、「価格が低い」「使い始めると出来ることが多い」となれば更に良い
その通りだとおもうけど、ガジェットと考えると一部の人間しか
興味がわかないのでは?
何故って…そんな事もわからないのか…そんなんだからダメなんだよ…
凄いな
カシオにコンサルティング依頼した方が成功しますわ
ヘルスケア事業を伸ばすんじゃなかったのかよ
時代先取りしすぎMicrosoft BandとかFitBitとか日本でも流行るといいな
気は確かか?アメリカ
安くなっても、いまさら「腕にはめたい」とは思わないのでは。
や、それは発想が逆。
腕が空いてるから、そこの空間に装着したくなるアイテムを作っぺよ!!
てのがスタートだから。まあ、多少の不便さを感じても腕にはめたくなる
アイテムにはなってないのが問題で……。
これだけで買う気がしない
仮面ライダーみたいにジョブズに変身するんですね、分かります
ロレのデイトナが余裕で買える
別の機器からウォッチを制御するという使い方が無難なのでは
偉い人には、それがわからんのです。
俺は要らんけど…
にはちょっと高い。
アップルが売れていないけど、他も売れていないという地雷
・映像通話(科特隊的なやつ)
・レーダー機能(線がクルクル回りながらピコーンピコーンて鳴るやつ)
・ロボットの音声操縦
これ買うくらいなら冠婚葬祭用にグランドセイコー買うわ
価格帯が10万円前後でそれだけ売れたら十分
一日二千も売れたら売れすぎの部類の商品だろこれw
CMでやってるようなの一度無理やりやって飽きて終わり
その辺が分かってない。
現状では余裕でスルーですわ。
アンドロイドとも連携できるようになればもうちっとマシなことになると思う。
ipodの時もwindowsでも使えるようになって爆発的にシェアを拡大出来たのにな。
そういうのあった気がする
もっと売れてなくてもおかしくないわ
久々の完全勝利だな
しかもアナログで時計のみ。
デザインがアップルならファンは買う
3ヶ月で400万台記録したアップルの時計を売れてないとかいうのは
グラフが読めない低学歴しかいないだろ
初期iPhoneが年間60万台だろ、3日で追い越したことになる
普通の時計の売り上げは売れても一日2000台程度、その時点でカシオに勝ってる
正直、高価なおもちゃだったと反省している。
もう伸びねえよ
携帯電話として中途半端
スマホとして中途半端
何もかもが中途半端
電池寿命、短すぎる。毎日充電は勘弁してくれ。
時計機能がなさすぎる。片手だけで時計表示ができない。これじゃ時計に劣る。
引用元: ・【時計】なぜ?アップルウオッチ急失速 1日20万本→2千本…予想外の不人気ぶり 「女性に受けない」「使いたい機能がない」