ブライトリングはナビタイマーやクロノマットという航空時計用クロノグラフで強さを発揮してきたブランドです。2017年以降はこれら以外も充実させ、ブランドとしての総合力を高めています。
今回は歴史あるモデルをインスパイアさせ、新たなステージを目指すブライトリングを紹介していきます。
ブライトリングのヒストリー、伝統的なモデルの魅力は?
ブライトリングは1884年にスイス、ラ・ショードフォンで産まれた時計ブランドです。創設者レオン・ブライトリングが創設した当時の工房は精密機器工房でした。このころより同社は高機能のクロノグラフを造る基礎を築き上げています。
ブライトリングの伝統的なモデルは1952年に誕生した「ナビタイマー」です。その魅力はパイロット向けに造られた実用的な機能にあります。それらが1942年にクロノマットで初めて採用された、プッシュボタン機能とベゼルに搭載された計算尺です。
「ナビタイマー」導入以前のパイロットは飛行前の各種計算を手計算で行っていました。しかし、ナビタイマーにより「手首にコンピュータを搭載した」とまでいわれるほどの省力化に貢献したモデルです。
ブライトリングのブランド戦略は伝統と挑戦
ブライトリングのブランド戦略は伝統と挑戦があります。これは同社が経験した危機を伝統と挑戦で克服してきたからです。
70年代のクォーツショックは同社最大の危機で、これを乗り越えるため、外部からアーネスト・シュナイダー氏を起用してその危機を克服します。彼が当時取った手法が伝統モデルへの回帰です。機械式時計を復活させ、ナビタイマーをはじめとする伝統的なモデルを充実させたことにより同社を復活させます。
2017年からのCEO、ジョージ・カーン氏も同じ手法を採用しています。カーン氏は2002年〜2016年まではIWCでCEOを務め、最新工場を立ち上げた後に退任した、優秀な経営者です。その彼がブライトリングで行った、ミッションはまず製品ラインナップの再構築(リエデイション)でした。
ナビタイマーをはじめとするブランドの伝統である「航空」シリーズの充実はもちろん、他のラインナップの充実にも挑戦しています。
ブライトリングのおすすめコレクションを紹介
ブライトリングは伝統的なモデルをヘリテージとして充実させ、それらに現代のスタイルを融合させていることが特徴です。
まずおすすめは伝統モデルの「ナビタイマー」になります。ナビタイマーは1952年から続くスタイリッシュなデザインをそのまま継承した、不変の人気コレクションです。
次はダイバーズモデル「スーパーオーシャン」、このシリーズも1957年からラインナップされています。そのコレクションの中でも1957年当時をインスパイアした「スーパーオーシャン・ヘリテージ」が最もおすすめです。
最後のおすすめは「プレミエ」になります。1940年代に初めて製造されたプレミエはエレガントさをそのまま引き継ぎ、現在に昇華させたことが特徴のモデルです。そのエレガントさに同社の強み、クロノグラフを大胆に組み合わせ、新たなスタイルを確立しようとするブライトリングの挑戦心も感じさせます。現代のラグジュアリーブランドのトレンド、インフォーマルさも漂わせて自己主張できるモデルです。
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記事提供:The Watch Company
今回紹介した商品:ブライトリング
デイトつけないと死んじゃう病のブランドの一つ