今や100円ショップでも購入できる腕時計ですが、ほんの数十年前までは腕時計は高級品で庶民にはなかなか手の届かない商品でした。しかし、1969年。腕時計業界を揺るがす大事件が起こります。それがクオーツショックです。
今や100円ショップでも購入できる腕時計ですが、ほんの数十年前までは腕時計は高級品で庶民にはなかなか手の届かない商品でした。しかし、1969年。腕時計業界を揺るがす大事件が起こります。それがクオーツショックです。
それまで高級品であった腕時計は、これを機に安価に大量生産が可能になり、庶民の腕にも巻かれていきます。そしてそれは同時に、歴史と伝統を持つ老舗ブランドを淘汰していくことになります。今回はクオーツショックの功罪を記していきます。(世界初のクオーツ腕時計「クオーツアストロン」)
目次
機械式腕時計が再評価を得るなか、クオーツ式腕時計は価格競争が更に激化していきました。日本の腕時計メーカーの多くもその競争に巻き込まれ、アジアの安い労働力で生産されるクオーツ式腕時計にシェアを奪われ始めます。安価でも精度の高いクオーツ式は、ブランド価値など無いにも等しくなり、日本メーカーは自らが生み出した技術に苦境に立たされるという皮肉な流れに巻き込まれてしまいます。
しかし、セイコーやオリエントといったメーカーも腕時計の原点である機械式の復刻投入を始めることにより、徐々に体制を整え始め、腕時計は新たなステージに入りつつありました。
どんな結果になったとしてもクオーツショックのきっかけになったセイコーは時計の歴史にその名を刻んだからな。なかなかできることじゃない。
時間を知るツールは誰にとっても必需品だし実用性に特化した選択肢も必要
まーた日本が世界で罪を犯してしまったのか
嘆かわしい
今日の電子回路の制御にも水晶振動子、即ちクォーツが使われている。動作タイミングの制御に必要不可欠だから
腕時計用クォーツの開発がなければ今日の携帯電話もなかった
今のセイコーの状況は本当に皮肉めいている
いくらコモディティ化したと言っても、耐衝撃、耐蝕、耐摩耗、対磁性能あって電波ソーラーまたは、パペカレある実用品というとそれなりの値段になる。
また、ダイヤや18金の装飾ついた物だとこれもそれだけで貴金属として評価される値段になる。
ましてや年差クオーツやスイープ運針させようとしたらそれなりの技術も必要。
クオーツだからって見下し過ぎじゃないかな?、この記事の内容だと。
はたして罪だろうか?