世界最大規模の時計見本市である「2018年 バーゼルワールド」が、スイス第2位の工業都市で知られるバーゼルで、3月22日~27日まで開催されました。
多くのロレックスファンはバーゼルワールド開催前から、今年はどんな新作が登場するのか様々な予想と期待をよせていました。
目次
ロレックス・2018年 新作は全部で5種類
新作は、GMTマスターⅡ待望の青赤ペプシベゼルを筆頭に、マイナーチェンジが施されたロレックス ディープシー・そしてエバーローズゴールドの金無垢ディトナという3種類のスポーツライン系に加えて、ベーシックラインからはディトジャスト36mmがリニューアルを果たしました。新型モデルは中身も新しくなっています!
新作・ペプシモデルの「GMTマスターⅡ Ref.127610 BLRO」
青✕赤ベゼルの起源
2007年から登場したモデルは、ベゼルの素材がメタル製から耐傷性のあるセラミック素材と変わり堅牢性も増したが色も黒単色のみでした。
というのも、セラミックの一つのパーツを2色に色分けするのは難しい技術が必要とされたためです。
しかしロレックスは、長期間による技術開発により「赤」と「青」のベゼルを実現させ2013年からGMTマスターのラインアップに加えました。
そのデザインと共に「赤は昼」「青は夜」というタイムゾーンが瞬時に分かるように色付けられたのが「GMTマスター」の2色トーンの起源ともされています
★GMTマスターⅡは、GMT針と24時間表示の回転ベゼルとの組み合わせで海外にいる時でも、その国以外の国の時間が簡単に確認できる機能を持っています。
世界を飛び回るパイロットや海外出張の多い人に愛用者も多く、スーツにも合わせやすい高級感の高いデザインなのでビジネス時計としても人気のあるモデルです。
GMTとは?
GMTとはグリニッジ標準時(Greenwich Mean Time)の頭文字の略称で、その機能は24時間で一周するセンター針とそれに対応した回転式のベゼルを使って、ほかの地域の時間帯を知ることができ、単純な操作で明確に時差を確認できる利便性にあります。
GMTマスターが開発された1950年代は国際線の航路が盛んに開拓された時代であり、当時、ローカルタイムとホームタイムの2つのタイムゾーンを模索していたアメリカのパン・アメリカン航空がロレックスに国際線パイロットのための腕時計の開発を依頼したのが始まりとされています。
「カフェオレ」とも呼ばれるRef.126711CHNR
また、GMTマスターⅡ・2018モデルでは初の18ctエバーローズゴールドを使用した2種類のモデルも誕生し、こちらはブラウンとブラックのベゼルが初登場です。
2種類の内1本がオールエバーローズゴールド製と、もう1本がオイスタースチールとのコンビモデル「GMTマスターII Ref.126711 CHNR」です。
GMTマスターII Ref.126711CHNR★一般にコンビモデルは、色合いのコントラストが強いと目立ちすぎる感じになりがちですが、エバーローズゴールドのブレスレットの品の良い輝きと、ブラック&ブラウンのセラミック製ベゼルが美しいマッチングとコンビネーションを見せています。
「エバーローズゴールド」とは、ロレックスが自社で開発した合金で、少量のプラチナを加えた変色しにくい独特のピンクゴールドの色合いが特徴です。
海外では黒茶トーンのその色味から、ルートビア(ROOT BEER)とも呼ばれ、日本のユーザーは「カフェオレ」という愛称で呼び始めているようです。
GMTマスターII Ref.126711 CHNR
ケース径:40mm・オイスタースチール✕エバーローズゴールド・自動巻き(Cal.3285)
ロレックスの新作!「エバーローズゴールド・モデル」をつけた腕で、カフェ・オレを口に運べば絵になるかもしれませんね!
この記事の提供:The Watch Company
赤黒GMTは良いねぇ
あえてジュビリーブレスにしたのも格好良い