アンティークウォッチの魅力
みなさんはアンティークウォッチをご存知でしょうか。通常の時計は新品ですが、アンティークウォッチは中古、何十年も前に造られた時計です。アンティークウォッチは単なる中古ではありません。アンティーク、あるいはヴィンテージと呼ばれるように昔ながらのデザイン、仕組み、手間暇のかけ方、品質、生産本数すべてが新品の時計とは違う素晴らしい特徴をもっています。あるいはアンティークウォッチには世代を越えてきた不変の価値観を感じることができます。祖父から譲り受けた時計、世代を越えて愛されるそんな時計です。
オンリー・アンティークス 完全版 珠玉のヴィンテージウォッチ・コレクション777posted with amazlet at 18.02.05川瀬 友和
世界文化社
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アンティークウォッチの世界
アンティークウォッチとはおよそ100年前から1980年代の時計を指すことが多いです。これらの時代の時計の多くが大量生産時代に入る前の時計なので、一本一本のすべてが職人による手間暇をかけて造られたものなのです。1960年代から大量生産が徐々に始まってきたので、1950年代以前しか認めない熱心なファンもいます。
機械式時計が最も栄えていたのは1950年頃の大量生産体制の直前です。一本一本が手作りなので手間暇も時間も今の何倍もかかります。なので値段も今の何倍も高価なものです。機械式時計は元々は貴族の持ち物とされてきたのでどんなに高価であっても品質の高さ、デザイン性の高さ、希少性が求められてきたのです。アンティークウォッチの3大ブランドの「パテック・フィリップ」「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」のいずれも貴族からの評判がよかったと聞きます。現在手に入るアンティークウォッチはかつて貴族の持ち物と言われていたものなので、品質が高いのは当然のことです。貴族の持ち物を今では多くの人々が手に取れる、他にはない非常に貴重な体験です。
アンティークウォッチを買う時の注意点
品質が高く貴重なアンティークウォッチですが、買う時にはそれなりに注意が必要です。何せ何十年も前の時計ですから、しっかり日差が少なく動いているかどうか。買う店舗が購入後のメンテナンスに応じてくれるかどうか、防水性は日常生活防水すらないので使うシーンの想定がされているか、偽物を売ることがないしっかりした審美眼を持った会社・人間か、など新品とは違って何年も動いていたものを買うのですから注意するにこしたことはありません。しかし細かなキズや使い勝手の悪さは作ったときの時代背景や時計の年齢を考えると仕方のない、味だと思えるものです。何世代も越えて愛されてきた時計だからこその愉しみもあります。ぜひ一度手にとってみてください。
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アンティークと言えるのは50年代ぐらいまでかな。
それ以降はヴィンテージ、80年代だと中古ってとこだ。