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IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)
IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は、多くの時計愛好家に認められるスイスの高級時計メーカーです。
その特異性はスイスメーカーでありながら ”創業者がアメリカ人” 時計工房はドイツ語圏の ”シャフハウゼン” という特異なプロフィールにも現れています。
IWCは、スイスの伝統技術とアメリカの革新的技術を融合した、独自の時計づくりを150年以上も継承してきた腕時計ブランドです。
IWCの最大の魅力はずばり!クラフトマンシップ・・しばしば質実剛健とも評され大手メーカーでありながら「職人魂がすごい!」点です。
そのスタイルは「作ったものは直す」という宣言で、18世紀の創業以来から製造された、どんな時代の時計でも修理やメンテナンスを受け賜ると宣言しています。
つまりIWCは過去の自社作品に対して責任を持っており、この姿勢は”一流の職人魂”ならではのスタイルと言わずにはいられません。
そしてIWCは「常に作品を進化させる」のが特徴で、IWCは毎年ひとつのコレクションを見直し、モデルのリニューアルや新作を発表しています。
それも細かな「進化」では世間も認知できないので「大掛かりな進化をさせる」のがIWC流なのです。
そのため、世の時計ファンも「そろそろこのシリーズが変わるかな?」という期待感も生まれています・・IWCもそれに答えるべく毎年刷新を行い、時計ファンをワクワクさせているのです!
IWC現在のラインナップ
IWCのラインナップは大きく分けて6シリーズがあり、クロノグラフ時計の「ポルトギーゼ」・シンプルな装いが特徴の「ポートフィノ」・ダイバーズウォッチの「アクアタイマー」・マークシリーズなどの「パイロットウォッチ」・圧倒的な耐磁性を有する「インヂュニア」・ムーブメントにこだわりをみせる「ダ・ヴィンチ」があります。
なんと!IWCはこれらのどれかのシリーズを、毎年のように刷新しているのです!
IWCの時計を選ぶ際に、ポルトギーゼ、パイロットウォッチ、ポートフィノなど・・魅力的なモデルが揃っているので、迷う方もいるかもしれませんね。
IWCきっての人気定番モデルは?
IWCは、1885年に時と分をデジタル表示する「パルウェーバーシステム」を搭載した世界初のポケットウォッチを開発し、1899年には小型のムーブメントCal.64を搭載したIWC初の腕時計を製造します。
続く1939年に、現在もIWCの主要モデルとして知られる「ポルトギーゼ」が誕生しました。
IWC「ポルトギーゼ」はIWCの時計の中で最も歴史が長く、人気のあるコレクショのひとつです。
確かな技術力に裏付けされた、美しいデザイン!「ポルトギーゼ」の魅力
IWCの時計はシンプルなデザインでありながら、美しい文字盤や立体的な針がいかにも高級時計の雰囲気を感じさせてくれます。
「ポルトギーゼ」の誕生は、2人のポルトガル商人からの依頼がきっかけで始められ、懐中時計用の大きなムーブメントを使用して高精度の腕時計を作ることでした。
一見シンプルに見えるデザインは機能性を追求した結果、ベゼルやラウンド型のケースなどを極限まで薄くし、試行錯誤の末に誕生したのが「ポルトギーゼ」なのです。
「ポルトジーゼ」誕生の名称は、この2人の「ポルトガル人」にちなんで名付けられたものです。
しかし・・発表当時は40mmという大型のケースサイズに加え、スクエア型のケースが当時の流行だったため注目もされず製造されたのは、わずか数百本程度でした。
一躍!ポルトギーゼを世に知らしめた「ポルトギーゼ クロノグラフ」
あまり注目されなかった初代ポルトギーゼに対し、1998年に発表された「ポルトギーゼ クロノグラフ」は、均整のとれた美しい文字盤に2つの積算計が搭載されることでより知的で男性的な雰囲気を感じさせる仕上がりとなり、発表されるやいなや世界中で評判となり、現在でもほとんど形を変えないIWCのロングセラーモデルとして確固たる地位を築いています。
by:IWCまた、近年ではアンケート調査で男性につけて欲しい腕時計のランキングで、「ポルトギーゼ」は上位に輝くほど女性からみても魅力的な時計となっています!
「ポルトギーゼ クロノグラフ」の定番モデルは、IW371445・IW371446・IW371447の青針・金針・文字盤青色に白針がありケースサイズは40.9mmと程よいサイズ感です。
最新自社ムーブメントを搭載した「ポルトギーゼ オートマティック」
by:IWC自社製ムーブメントCal.52010搭載したモデルで、7日間ものパワーリザーブを誇ります。シースルーバックから精巧な動きが確認でき、リーフハンドやレイルウェイなどのクラシカルなデザインとIWCの高い機能を併せ持ったドレスウォッチです。
複雑時計「ポルトギーゼ ミニッツリピーター」
現在の時刻を音の数や音色で知らせてくれる機能には、IWCの並々ならぬこだわりがつまっており職人たちが多くの時間を費やして1つずつ入念に仕上げられた時計です。
「ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー」
パーペチュアルカレンダーも”世界三大複雑機構”の1つであり、この機構を搭載したモデルは桁外れに高額になってしまうことで知られていますが、IWCは、基本ムーブメント部分とパーペチュアル機構を分けて設計する「モジュール化」を推進し、その結果ムーブメントの再設計の必要がなくなり大幅にコストを下げることに成功し、この「モジュール化」は今や業界のスタンダードとなりました。
「ポルトギーゼ トゥールビヨン」
時計の精度で一番の敵は姿勢差であると言われており、姿勢差の問題を解決する為に開発されたのがこのトゥールビヨンです。IWCならではの複雑で優雅な動きが堪能できます。
IWCはスイスの企業ですが、本社がドイツ語圏にある為、ドイツらしい質実剛健な雰囲気とスイスの伝統美が融合したような華やかさを持ち合わせたブランドです。
「ポルトギーゼ」は、IWCの中でもそれが顕著なモデルではないでしょうか!
派手さはなくともシンプルで美しいデザインは、自分の感性を大事にしている紳士にぴったりの時計だと思います。
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IWC「ビッグインヂュニア」の魅力
ポルトギーゼはかっこいいけど、如何せん一般的日本人には
デカ過ぎる。
ポートフィノもそうだけど、平面的デザインの時計は40mm以下
でないと、着けたらバランス悪い。
ケースに入れて見てる分にはいいんだけども。