みなさんは大切な時計ひとつやふたつはお持ちだと思いますが、内部のメンテナンスをされたことはありますか?定期的にしないと大変なことになります。しかもその時計が大切な時計だったら長く使いたいですよね?今回は時計の機械部のメンテナンス、オーバーホールについて説明していきます。
目次
オーバーホールとは?
車で言う車検と同じで、内部を徹底的に分解して部品を一つ一つチェックして、時計を正常な状態に戻す作業のこと。交換必要なパーツが見つかった場合交換や修正をして直す必要があります。
なぜオーバーホールは必要なのか?
歯車が支えられている人口ルビーでできた穴石という部品や歯車の軸などに油がさしてあって、それを何年もそのままにしておくと油が劣化してきて時計のパーツが破損したり、時間が進んだり遅れたりします。
時計は常時動かしといた方がいいのか?
答えは動かした方がいいです。ただし機械式の時計に限ります。なぜかというと、動かした状態と止まったままの時計の状態を比較した時に、止まったままの方が油の劣化のスピードが早くなってしまうからです。例えば、自転車を見ても同じですよね? しばらく乗ってなくていざ乗ろうとするとチェーンが硬くなっていたり、パンクしていたりしますよね。その現象と同じです(諸説あり)。電池式の時計は置いてそのまま放置した状態でも、電池がきれるまで動き続けるのでワインディングマシーンにつける必要はありません。
どのぐらいの期間で必要か?
機械式で3〜4年、クォーツ式で5〜6年に一度と言われています。時計の機械によっても違うので一概には言えませんが、目安としてこのぐらいかと思います(諸説あり)。
なぜオーバーホールって高い?
それは、時間と技術を要するからです。厳しい修行を乗り越えてきた職人がひとつひとつまごころを込めて修理をします。さらに現在の時計修理師は国家資格を保持している方が多いので技術面もしっかりしてます。なので、価格が必然的に高くなってしまいます。
どこに持って行ったらいいの?
一番は信頼できるところに持っていくのが間違いないです。時計の修理をしている会社は星の数ほどありますが、あまりに小さいところに持っていくと中途半端な修理をされる場合があります。なぜなら、中身のことなんて外から見たとしても全くわからないからです。なので、会社として修理をしているところは当たり前で、それでいて、リアルの店舗で運営しているところがいいですね。会社概要や資本金などをしっかりチェックした方がいいです(ライター独自の見解です)。
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まとめ
いかがでしたしょうか?今回はオーバーホールの大まかな説明をさせていただきましたが、ちょっとでもメンテナンスの必要性を伝えることができたら幸いです。せっかく出会った大切な時計、大切に使うと愛着も湧きます。その思いはお金で買えるものではないものです。そして、その時計をみなさんのお子さんにプレゼントして、またその時計を孫に譲ってと、良い時計は代々受け継ぐことだってできます。
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いらすと屋www