映画の中で、主人公が身につけている腕時計が一躍ブームになることがあります。キアヌ・リーブスの出世作「スピード」で、スクリーン上アップで映し出されたカシオ・G-ショック、「DW-5600C-1V」もその一つです。
by:karak
若きSWAT隊員の腕に巻かれたG-ショック
1994年のアクション映画「スピード」。スタントマンなしで危険なシーンに挑み、キアヌ・リーブスを世界的に有名にさせた作品です。
爆弾をセットされたバスに同乗した、若きSWAT隊員を演じた彼の腕に巻かれていたのが「DW-5600C-1V」。映画の大ヒットと共に、「スピードモデル」として人気を博していきます。
国内向けの日本モデルと海外向けの海外モデルがあり、もちろん、スクリーンに登場したのは後者です。こだわりのあるコレクターは、海外モデルを手に入れるために奔走しました。
スマートなデザインに充実した機能を搭載
衝撃や塵に対しての強さにくわえ、防水性能の優秀さが魅力のG-ショックです。そのため、大きくてガッシリしたデザインとなり、フォーマルなシーンには似合わない場合があります。
しかしながら、この初期角型のモデルは小型な外観のため、スーツにも違和感なく使用できる数少ないタイプです。
太陽光で充電をおこなうタフソーラー機能どころか、ELバックライトもついていませんでしたが、あまりの人気に当時はプレミア価格でという話も聞かれるほどでした。
このDW-5600系統は、時代の流れに合わせて進化を続けています。2002年にはタフソーラーを搭載、電波ソーラーモデルのGW-5600へとつながり、スマートフォンと連携するタイプが開発されています。
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映画にでていた腕時計は入手可能?
キアヌ・リーブスが映画「スピード」で、身につけていた「DW-5600C-1V」の生産は終了しており、同じ時計の入手はオークションなどに限定されているようです。
オリジナルの「スピードモデル」とは異なりますが、デザインを再現し当時のテイストを楽しむことができる復刻版がでています。
日本モデルのDW-5600E-1と海外モデルのDW-5600E-1Vが提供されており、それぞれの基本性能は同じ、フェイス部の表記の違いがあるだけです。
G-ショックが持つタフな作りはそのままで、他にはないアラーム設定ができる機能が特徴的です。ただ、タフソーラーや電波時刻補正機能はなく、ワールドタイムにも対応していません。
最新モデルの機能になれた方には、物足りなさを感じる方もいるでしょう。しかしながら、このシンプルな機能構成が、「真正スピード」や「真正キアヌ」と呼ばれた、オリジナルに近い魅力といえるでしょう。
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映画『コンスタンティン』でキアヌ・リーブスが着けていたオリスの腕時計
キアヌリーブスモデルの
1番の特徴は、スクリューバックの
裏蓋で現行のネジ止めの裏蓋よりも
堅固に出来ている、又、バックライトは
ELでは無く小型電球をしている
防水表示は200m防水表示、
2000年頃までホームセンター等で
安く販売されていた。当時、
液晶カラーがノーマルとゴールドの2種あり
安価に購入したものであった